2012年12月17日月曜日

旧田中家鋳物民俗資料館での彫金教室



「国内でただ一つ、江戸時代の姿のままで残る鋳物工場」である枚方市立旧田中家鋳物民俗資料館で一日彫金教室をやっているのを知り、たまたま作りたいものがあったので申し込んだ。 

京阪枚方市駅からバスに乗り、古い町並みを眺めながら走ること30分。JR藤坂駅から歩いて10分足らずのところに資料館はしっとりとたたずんでいた。

資料館の展示内容は期待したほどではなかったが、彫金教室はばっちり元が取れたというか、すでに細かいところまでデザインを決め、パーツまで持ち込んで、2つも指輪をつくってしまった。我ながら嫌な生徒だ。






 

一級技能士の指導と純銀の板がついて、一日受講料は2,300円と市価の半分以下

彫金の他にも表札やランプシェードづくりなど、様々な講座が行われているそうだ。また是非参加してみたい。

枚方市立旧田中家鋳物民俗資料館:http://www14.ocn.ne.jp/~hirabun/

2012年12月11日火曜日

POMPLAMOOSE:ハッピーな気持ちにしてくれる音楽



 

Pomplamooseパンプルムースフランス語で“グレープフルーツ”)をご存じだろうか?

彼らの公式サイトによれば、パンプルムースとはジャック・コンテとナタリー・ドーンのことで、(米国カリフォルニアを拠点に)二人で「ビデオ・ソング」というものを制作し始めたのは2008年 

その時のルールは2つ:
 

ルール1:画像はすべて実際の録音場面を録画したもの(口パク、エア演奏無し) 
What you see is what you hear. (No lip-syncing for instruments or voice)
 

ルール2:音源すべての録音場面を一部でも見せる(それ以外の音は無し)
If you hear it, at some point you see it. (No hidden sounds)

しかしこれらのルールは破られつつある。ルールというのはそういうものだ
They are now breaking these rules, as rules are made to be broken.
 

その「ビデオ・ソング」を見ると、脱力感(ジャックの実家でクッキーとか食べながら録音してる)と高い音楽性のギャップに驚かされる。

ナタリーは何というか、一見「女Beck」という感じなのだけれど、その歌声やスウィングから、彼女がジョニ・ミッチェルやソロになってからのアニー・レノックスなんかが時折遊びながら吹き込んだような小作品に見られる、あのリラックスした雰囲気に特化した後継者であることがうかがえる。
 

その音楽性を高めているのが、頭頂部まで禿げ上がったマルチ・ジャックで、彼もドラムを叩く際にわざわざ片手にリンゴを持って見せたりしている。


#Another Day(クリックでYouTubeへ移動

時代が進み、こんなにも音楽が消費され、あらゆるメロディーやサウンドは出尽くしたかのように思えるのに、いまだに新しく、ハッピーな気持ちにしてくれる音楽があるなんて。


それぞれソロでも活動しているが、それはそれでまた違う雰囲気になり、特にジャックは器用さが前面に出すぎてサウンドに隙が無く、時に面白味に欠けるかもしれない。パンプルムースの時はもう少し手を抜いてね、ジャック。
 

Pomplamoose公式サイト:http://www.pomplamoose.com/