2012年1月26日木曜日

Occupational Therapy















 




昨日は2回目の水曜クラブがあり、人数が増えてやや気を遣ったせいか、今朝起きたら頭が何となくざわざわする。この会を今後どうしていくか、昨日だいぶ方向性が見えたし、まあよかった。 

昨日から納期がタイトな大きめの論文2件の訳に入っていて、ぼーっとしている余裕がない。とりあえず、いつものように筋トレをして、すぐに翻訳の海に入る。

自分が専門とするリハビリテーション医学の手法の一つ、作業療法を英語でいうと「occupational therapy」になるのだけれど、この「occupational」の意味をめぐっては様々な説があって興味深い。作業療法では脳神経学や整形外科学的アプローチを行う一方で、「適切に調整された何らかの良質な仕事(作業)に適度に没頭している時の人間は、心身ともに良好な状態を保てる」という前提の下、独自のセラピーも展開する。 

翻訳の海に入っている最中というのは、自分で自分にこのセラピーを施術しているわけだ。実際、ちょっとした心のざわつきや軽い風邪の症状なんかは、仕事を始めると治まることが多い。

ちなみに、近年ではこの「心身」というところに「霊(スピリチュアル)」も加わって、「人は精神的、身体的、霊的な存在である」ことをWHO(世界保健機関)も認めている。

早く春が来ないかな。

'Spring' linocut by Hannah Firmin