2012年5月20日日曜日

浮遊ガール



 

この金曜日は、フリーのライターとしても活躍中の編集者・二村志保氏の出版社で仕事の相談。その後は近くに勤めるルシ夫も加わり、証券ビル下のおばさん居酒屋で酒盛りしながら、二村氏のためにKAKiの即席展示会&販売会をやった。5点もお買い上げになる太っ腹に、感動のあまりつい酒が進んだ。

そのうち、このメンツでコラボする話になって、三人展でもやろうか、いいね、ということで、さしあたり近々ポンポン山を一緒に登山することに。

土曜日は買い物の後、大阪ヒルトン・プラザの上にあるニコン・プラザへ。たまたま手に取った写真雑誌で、林なつみの「東京空中浮遊ガール」が紹介されていた。アイディアこそ決して新しくはないが、彼女の透明感とガロ的表情がニッチな面白さを生み出している。

浮遊ガールかあ。浮つき感なら負けないんだが。

Photograph by Natsumi Hayashi

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2012年5月15日火曜日

百万篇さんの手づくり市










 











今日は午前中からh design worksさんに連れられ、京都・百万篇さんの手づくり市に出かけてきた。

あいにくの天気だったが、多数の店を見物し、買い食いし、ブツも色々ゲットできてよかった。オウムの絵が描かれた布製カバンと箸とコースターを買った。 オーガニック系の店で、体の中をきれいにするという「梅醤番茶」も飲んでみた。その名の通り、梅と醤油と番茶をいっしょくたにしたような味がした。

今日は全く仕事をしなかった。今週はそれほど忙しくないからとナメてかかっていたら後でひどいことになるだろう。

そろそろベランダのスミレのプランターを植え替えようと思っていて、家中をプランターから取ってきたスミレで飾り立てている。次は何を植えようかな。ゴーヤ?それとも?

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http://kaki-apple.blogspot.jp/2012/05/2012515.html

2012年5月7日月曜日

連休あれこれ


 



















この連休中は1日仕事したら1日休む、といったペースで、わりと規則正しく過ごした。仕事の能率と心身の健康を考えると、本当はこれくらいのペースがちょうどいいのかもしれない。

休みの日はh design worksさんご夫妻の訪問を受け、ささやかな夕げのおもてなしをした。その他、電車で近場に出かけ、飲み食いをしたり映画を観たり、親を大阪に連れて行ってもてなすつもりが、逆にもてなされ、小遣いまでもらうという日々を送った。iPhoneの壁紙を、ピンク・フロイドの『狂気』にした。

カウリスマキ監督の『ル・アーブルの靴みがき』は立ち見が出るほどの人気だったが、作品自体は人間国宝化した老監督にありがちな微笑ましいノリとぬるい展開で、評価の分かれるところ。レギュラー出演陣が素晴らしすぎるので、こうなったのかもしれない。あくまでも人間の善と善意を見つめるという信念はよく伝わってきたし、自分もそうありたいと思う。それにしても、生ける蝋人形のようなカティ・オウティネンを見るたび、岸田今日子を思い出す。

2012年4月23日月曜日

おかえり!カウリスマキ


















最も好きな映画監督の一人、アキ・カウリスマキの最新作が4月28日からガーデンシネマ梅田で上映されるのを死ぬほど楽しみにしている。カンヌ映画祭で「奇跡」と言われ、最高傑作との前評判高い(毎回そう言われているけど)、『ル・アーブルの靴みがき』。

東京・渋谷のユーロスペースでは「おかえり!カウリスマキ~『ル・アーブルの靴みがき』を見る前に~」と題して、彼の全20作を一挙上映するという。

東京に住んでいた頃は、こういう催しがあれば嬉々として通ったものだが、最近はなんとなく足が向かない。なのに駅前ビルにはどんどん足が向く。この週末も、第1ビルの魚屋で飲んだばかり。アクセサリー作品も多数作った(KAKiブログ参照:http://kaki-apple.blogspot.jp/)。午前中には仕事したしなあ…。

中年はあーだこーだ理由をつけて文化から遠ざかる。

『ル・アーブルの靴みがき』@ガーデンシネマ梅田: 
http://www.kadokawa-gardencinema.jp/umeda/movie/index.php?mo_code=20769&from=next 

2012年4月14日土曜日

お花見と「Cafe Yours」
















昨日は朝のうちに納品を終え、お昼から休みを取ってh design worksさんと近所の公園でお花見をした。彼女の持ってきてくれたシートを敷いて、同じく彼女手製のおいしいお弁当をつつきながら(してもらってばっかり)、今年最初にして最後のお花見を満喫した。

公園は桜の見納めに訪れた近所の人々でいっぱいで、平日の昼間とあって圧倒的に女性と老人が多かった。突然歌い出したグループがあったが、決して酔っ払いではなく、あの美声からして、おそらくどこかの合唱サークルのようだった。

お花見の後は、公園のすぐ近くにできた新しいカフェ「Cafe Yours」でお茶をした。入り口からは想像しにくかったけれど、店内は広々として明るく、シンプル&エレガントなデザインで統一されていて、とても雰囲気がよかった。

4時過ぎにh design worksさんと別れた後は、あちらこちらの店を覗いたり、洋服を買ったりして、ルシ夫が帰ってくるまで楽しく過ごした。

いい一日だった&h design worksさんはつくづくいいオンナだなあ。


Cafe Yoursの店内
















h design works(インテリア・デザイン): 

http://hdesignworks.sub.jp/

Cafe Yours:

大阪府枚方市楠葉並木2-28-15 大東くずはビル別館2F
072-380-9644

2012年4月6日金曜日

Midnight Sing Song






















 

大阪駅前ビル、いわゆる第一~四ビルのあの怪しげな雰囲気が好きで、時々通っている。京都近くに嫁いでからは以前より遠く感じられるようになったが、それでも何かにつけて寄るようにしている。 

一度上の階にオフィスがあるクライアントと仕事をした時は、打ち合わせ中も帰りの飲み食いのことばかり考えていた。今日はどの店にしよう?できれば一番ディープで、かつ当たりのところがいい。

毎日通うわけにはいかず、次またいつ来れるか分からないので、店の選定はいつも真剣勝負だ。失敗するのが嫌で、前回まあまあだったところにまた入ってしまうという弱気な態度はいけない。取るべき道はワイルド・サイド。

次はいつ行けるかな?

"Midnight Sing Song" By Brie Harrison

2012年3月29日木曜日

わたしのマトカ by 片桐はいり




 











春だ!どこかに出かけたい!
 

ついこないだ信州に旅行したばかりだというのに、春の到来に浮かれてどうも落ち着かない。アクセサリーのアイディアが浮かぶと、それも早速作ってみたくなる。

しかしそんな自分を振り切り、100%集中しなければとても訳せないような案件が手元にある。出土した縄文時代の骨に関する資料。考古学的というよりも、どちらかというと解剖学的所見なので一応は引き受けたものの、かなりリサーチが要る。

せめて旅行気分だけでもと、昼休みに他人の旅行記を読んでいるのだけれど、中でも片桐はいりの『わたしのマトカ』と『グアテマラの弟 (幻冬舎文庫)は読みごたえがあった。

彼女が一度見たら忘れられない個性派女優であることは誰もが知っているが、優れたエッセイストでもあることはあまり知られていない。感受性の豊かさ、洞察力の鋭さ、そしてそれを簡潔かつ的確に表現できる文章力にさっぱりとした小気味よい性格があいまって、第一級の痛快エッセイに仕上がっている。

豊かな感受性をもってさっぱりと生きていくことは、彼女を見る限り可能のようだ。